かつての日本は美しかった

日本人の為の日本、かつての美しかった日本を取り戻さなければなりません。

Entries

【サムスンによる恐怖支配 PAR.2・・・イ・ゴンヒは聖域】

【KBSに残っていれば、イ・ゴンヒの売春『報道出来なかった』】
2016.07.22 19:09 Pressian

[インタビュー] <ニュースTAPA>シム・インボ記者

 1件の報道で全国が揺れた。<ニュースTAPA>の、イ・ゴンヒ サムスン電子会長の売春疑惑報道である。<ニュースTAPA>の別名『韓国探査ジャーナリズムセンター』に相応しく、3ヶ月間心血を注ぎ探査報道した結果である。多数のメディアの代表的な聖域であるサムスンと、イ・ゴンヒ会長の素顔を<ニュースTAPA>はよどみなく掘り起こした。

 聖域の無い報道で大衆の賛辞を得たイ・ゴンヒの売春疑惑報道の取材班は、皮肉な事に『聖域のある報道』で数年間非難され続ける韓国放送公社(KBS)出身の記者達である。その中の1人シム・インボ記者は、2014年のセウォル号事件報道で、大統領府の介入疑惑が指摘された当時、KBS記者協会の報道介入真相調査団の幹事を務めていた。

 <追跡60分>『天安(チョナン)艦の謎』の製作に参加し、2012年の大統領選挙当時、セヌリ党『シプトック(強力なオタク)』と言う告発記事で、『今月の記者賞』を受賞するなど、KBSで活躍した彼は2014年、醜悪に崩れ落ちる公営放送を後にし、<ニュースTAPA>に籍を移した。

 シム記者は22日、<プレシアン>との通話に、「KBSに残っていれば、イ・ゴンヒの売春疑惑報道は、絶対出来なかった」と話した。KBSの一員であれば、取材は勿論、情報提供を受ける事すら出来なかったと言う。同日KBSはイ会長の売春疑惑関連の記事を投稿後、削除し、短い記事に修正した後再び投稿し、議論になっている。シム記者は、「KBSの後輩が、「すでに政治権力だけで無く、資本権力からも自由では無い」と言っていた」と嘆いた。

 下記は、シム記者から聞いたイ・ゴンヒ会長の売春報道の舞台裏、KBS関連の話を整理した。

『サムスンの説明、イ・ゴンヒの私生活問題に限定』

プレシアン:大変な取材だったと察している。取材・報道の過程で、最も気を遣った部分は何か?

シム・インボ:我々が入手した動画の真偽が最も重要と考えた。どれほど衝撃的な内容でも、それが偽物ならば、大きな混乱を引き起こし、下手をすれば当社を閉鎖する事になるかも知れないと思い、真偽の確認に最も神経を使い、取材後の報道では、法的に、メディア倫理的に、敏感な内容の中で問題になる部分が無いか何度も確認した。

プレシアン:取材に着手する事になった経緯が気になる。

シム・インボ:匿名の情報提供者から映像を入手したが、取材源の保護の為、情報提供に関連する内容は、今明かす事は出来ない。適当な時期になれば、報道する事も可能では無いかと考えている。

プレシアン:一部は、この報道によって、THAADなど、他の重要な事案が薄れるのでは無いかと主張している。

シム・インボ:我々はメディアである。政党でも、活動団体でも無く、非党派を追求する調査報道メディアである。政治的な考慮をしない事が原則と考えている。取材し、意味ある事実が確認され、製作が終われば放送する。完成しているのに様々な懸案を考慮し、放送日程を調整する事はジャーナリズムの原則に反すると考えている。大統領府や国家情報院が、わざと当社に流したのでは無いかと言われているが、我々は4月に情報提供を受け取材した。大統領府や国家情報院の企画説が正しいとすれば、4月の時点で3ヶ月後の現在の政局を予想した事になるが、そんな事はあり得ない。話にならない小説である。

プレシアン:報道後、サムスンから連絡はなかったか?

シム・インボ:報道前には接触したが、報道後はサムスンが我々の電話を受けない状況にある。サムスンが発表した立場も、他のメディアの記事を見て知った。

プレシアン:サムスングループは、「イ会長の私生活に関連した問題で、会社としては何も言う事は無い。申し訳ない」と発表した。

シム・インボ:正確に説明すべき部分が抜けている。我々はサムスンがグループ次元でイ・ゴンヒ会長の売春に介入した状況も報じた。イ会長の売春疑惑は、サムスンが認定せざる得ないから認定した事だろうし、事実より重要な事は、後半の部分(サムスンの介入疑惑)である。ところが、後半部分に全く言及せず、イ会長個人の私生活の問題に限定し、企業としてサムスンが責任を問われる可能性がある法的な部分を避けている。

プレシアン:後続記事を準備しているのか?

シム・インボ:後続記事は悩んでいる。サムスンが、売春疑惑を認めるとは思わなかった。もし、サムスンが認めなければ、認めさせる後続報道が重要だが、現段階では、それは必要なくなった。どんな部分を後続記事で出すべきか?世論も調査し、まだ悩んでいる。

『サムスン、報道前、事前に様々なメディアに電話』

プレシアン:KBSにずっといたとすれば、このような報道が出来たのか?

シム・インボ:KBSの所属であれば情報提供の話が来なかっただろうし、来たとしても追加取材は困難だったはず。初めて我々に来た情報提供の形態は、売春疑惑を確証出来るほどのものでは無かった。追加取材し、報道出来る段階に達したが、KBSにいれば追加取材は出来ず、例え取材出来たとしても、放送出来なかっただろう。

プレシアン:大半のメディアが沈黙した。このような反応を予想したか?

シム・インボ:我々の予想に近い状況である。最終的には金の問題、財政の問題だから。事前に言質も受けた。報道が昨夜10時頃で、それ以前の夕方6~7時頃、数か所から電話を貰った。サムスンが、「今晩、<ニュースTAPA>に、サムスン関連の報道が出るが、それを報じないでくれ」と頼んだと言う。だから記者は、一体どんな記事ならば、サムスンがあのように反応するのか?確認の電話をして来た。サムスンが、あんな電話をするのは、普通の一般的な出入り処では無いと。メディアの財政を思うがままに操る出入処のサムスンが、色んな所に電話したようだ。色んな所が、私に連絡して来た事を見ると。

プレシアン:KBSは一旦記事を投稿し、削除した。「慎重を期す為、記事を保留した」と説明し、とても短い記事に修正し、再び投稿した。

シム・インボ:KBSの後輩から雰囲気を聞いた。正確なファクトでは無いが。KBSの場合、イ・ミョンバク政権以降、政治権力からの統制と圧迫を沢山受けたが、資本権力からの圧迫は相対的に少ないと信じて来た。私もそうだし、先輩や後輩も、そう考えていた。ところが、この事件を見て、何人かの後輩が、こう話した。「すでに資本権力からも自由では無い」と。

我々が嫌いで報じなかったのかも知れないし、本当に慎重な取材の為に報じない事もあるが、我々は報道で事実関係を徹底的に明らかにしたので、慎重を期すとの理由で報じないのは正当な理由とは思えない。記事を削除したのは、KBSの首脳部の世界観の問題では無いかと推測している。

『KBS、2年前より更に深刻化している』

プレシアン:KBSの話をしよう。この前、キム・シゴン元KBS報道局長が、セウォル号事件当時の大統領府の報道介入説を証明する『イ・ジョンヒョン録音ファイル』を公開した。イ・ジョンヒョン議員は、報道介入だとは思わないと説明した。

シム・インボ:基本的に報道局長は社長が任命し、KBSの社長は政府与党が事実上任命する。人事権を握る大統領府の広報首席だったイ議員が、KBS報道局長に電話した事が、単なる泣訴や頼み事、誤報を正す為の電話だったのか?サムスンが、メディアに、「<ニュースTAPA>の記事を報じるな」と言うのが、単なる頼み事で無いのと同じ理論である。そして万一、単なる泣訴であれば、局長が録音する必要は無かった。

プレシアン:KBSは、イ・ジョンヒョン録音ファイルの公開関連報道も殆どしなかった。そして、問題提起する記者に、報復性の幹部発令を発表した。

シム・インボ:(地方の発令が出る)、後輩と数日前に会って酒を飲んだのに残念である。KBSの枠組みの中では、記者が効果的に抵抗する手段は無い。せいぜい外部に文章を書くか、記事で戦う程度である。過去数年間、ストライキや製作拒否など、戦う手段を試してみた。しかし、特別な成果は無く、次第に電波から押し出される状況になる。今でも、この件でストライキをすべきとか、製作拒否すべきとか、そんな事を私は言えない。

プレシアン:本人が去る直前の状況と、現在のKBSの状況を比較すると?

シム・インボ:私が去った2年前より遥かに悪くなっている。深刻である。最近だけで無く、普段も、後輩から連絡が来る。首脳部と記者の間に維持されて来た常識のレベルが、完全に崩れている状態で、KBSの記者は、とても厳しい状況にある。

プレシアン:KBSを去る事になった具体的なキッカケは何か?

シム・インボ:キル・ファンヨン社長を退陣させた後、若い記者の間に、『人を変える問題で無く、システムを変える必要がある』との意見が出て複数の案を作った。その内の一部が受け入れられ、TF案が作られた。しかし、全く貫徹出来なかった。その過程を見て挫折した。KBS記者協会でも、報道介入真相調査団でも活動し代案を作る時、最後にKBSを変える為に最善を尽くしてみようと言う心情だった。しかし、挫折するとKBSはいつかは変わるだろうが、その時私はすでに老人になっている気がした。後輩には、いつも申し訳ないと思っている。

プレシアン:<ニュースTAPA>に移った後の記者生活に満足しているのか?

シム・インボ:<ニュースTAPA>は、記者としては申し分無く、良い環境である。以前ほど接待は受けられないが、自由に取材出来る。我々は、優遇される為に記者生活をしている訳ではないでしょう?<ニュースTAPA>は、記者の取材を最大限支援し、十分な時間を与え、取材した事に対し、ファクトが正しく、記事に価値があれば、何でも発表出来る。そして、ここには蓄積された調査報道のノウハウがある。このような環境の為、私には、とても働きやすい。KBSにいる時は、取材にかける労力と、取材したものを放送する為の説得に必要な労力の割合が3:7程度だった。取材より、更に多くの労力を、放送する事に使う必要があった。

プレシアン:KBSは、どうすれば変われるだろう?

シム・インボ:丁度昨日、放送法改正案が発議されたが、取り敢えずKBSの支配構造は改善すべきと考えている。様々な案があると思う。理事会の構成、社長の選出方法、任期を調整する必要がある。例えば、社長の任期を5年単任制にするが、政権の任期の半分の時期に交代するような装置があればいい。そのような制度的な装置が無ければ、簡単には変わらない。
http://www.pressian.com/news/article.html?no=139374

たかが買春ごときで大騒ぎするかな?
韓国の財閥一族が、やりたい放題なのは誰だって知ってる事じゃん?

少なくとも、ニュースTAPAの記事を翻訳した時点で、こんな騒ぎになるなんて考えもしなかったわ。
問題になるとすれば、他人名義で賃貸契約していた事だけだと思ったしね。

ただ、イ・ゴンヒの私生活でも、不都合な事は日本語版で報じられないんじゃないか?と思ったから取り上げて見ただけなのに、とんだ大騒ぎでビックリ!!(笑)
スポンサーサイト

ご案内

プロフィール

nanakotedy

Author:nanakotedy
イタリア ローマで生まれ、10歳までイタリア育ち
大学卒業後、帰国
母方の祖父母と同居中

度重なる歴史認識の違いと言う言葉に、改めて近代史を学び直しています

最新記事

最新コメント

最新トラックバック